5月10日・活動報告
おはこんばんちは。
最近、他の活動が忙しく、なかなか参加できず久々の活動でした(代表なのにすみません←)。
5月10日
昨日は、2年生1人、4年生2人の計3人の学生が参加しました!
他大学の方との活動は、いつもちょこっと緊張します(笑)
今日のメインテーマは、「家族の介助」について。
録っていただいていたドキュメンタリー番組を見た後、意見を共有しました。
番組の内容は、
妹が知的障害と脳性麻痺である兄が、1ヶ月妹を介助して、ありのままの家族を映すというもの(普段はテレビ局で働いている方だそうです)。
この方は、相模原事件で「障害者は不幸にしかしない」という発言に違和感があり、それは違うということを証明したかったそう。
相模原事件は、卑劣な犯行であることは間違いないですが、容疑者の経歴や動機はかなり謎で、真意は憶測のまま対策が練られているのが現状です。
このドキュメンタリーは、この事件の真相に近づくヒントが隠されていたような気がしました。
ドキュメンタリーに出てくる家族で障害者のAさんには
お父さん・お母さん・兄(介助体験をした本人)・妹がいて、普段は両親が役割分担をしながらAさんの介助を行っています。
お兄さんは1か月の介助を通して、親の介助の負担を知るとともに、Aさんの気持ちやこれまで考えていなかった課題など、様々な課題にぶつかります。
印象的な場面は、お母さんも持病がありいつまでAさんの介助をできるか分からないため、妹さんに相談の電話をしたシーン。
妹さんは将来、Aさんの主治医になるために離れた土地で勉強をしています。
お母さんが涙ながらに相談するも、家族のために何とかしたいという気持ちの反面、自分の将来を捨てきれないという大きな葛藤にぶつかります。
お母さん自身も妹が悩む姿を見ると、申し訳なさや心苦しさが付きまといます。
私も妹さんの立場だったら、きっと同じように思い悩むのではないかなと思いました。
二足の草鞋を履くことは、簡単なことではないですよね…。
この家族だけでなく、両親の介護のために大学への進学をあきらめて介護に時間割いている方も沢山いるのが現状です。
家族内だけに帰結せず、社会に頼れる仕組みが整えられると良いのですが…。
このドキュメントでは、序盤で話した「幸せ」についても言及しています。
お兄さんは、自身に対してAさんが笑顔を見せないことに対して不安の色を見せていました。
しかし、
「笑顔だから幸せとは限らないんだよ」
というお母さんの言葉に、私もハッとさせられました。
私も誰かと接するときに、相手が笑顔でないと心配になる時がありますが、
人間は毎分毎秒、笑っているとは限らないですよね。
『幸せ=笑顔』
笑顔は幸せの要素にはなりえますが、それがすべてではありません。
相模原事件も、もしかしたら容疑者の理想と現実がかけ離れてしまっていたのかも、という意見も出てきました。
どのように周りがフォローをし負担を軽減するか、相手の本音をどこまで理解できるか…などなど、目を向けるべき点が他にもあることを確認できました。
もっとたくさん書きたいことはありますが、長いのでこの辺で。
皆さんも、もし自分の家族の介助をすることになったらどうするだろう、どのような点で引っかかるのだろう…自分自身に置き換えて考えてみてください。
とっても真面目なブログになってしまいましたが、5月はまだまだ活動がありますので、いつでも遊びに来てください★(こんなに真面目な内容をやることもそれほどないです
…笑)